島根・松江市の沿岸部で5日、巨大なエチゼンクラゲが撮影された。
エチゼンクラゲは約20年前にも大量発生し、漁業に大きな被害をもたらしていた。
2024年に再び大量発生する兆しが見られている。
約20年前にも全国で大量発生
島根・松江市の沿岸部で5日、カメラがとらえたのは、網に収まらないほどの超巨大生物、日本海に忍び寄る厄介者「エチゼンクラゲ」だ。

超巨大クラゲに遭遇した撮影者は、「超巨大!ちから強っ!」と声を上げ、びっくりしたかと思いきや、「十何年か20年ぐらいかな、久しく見てなかったので、久しぶりに見たなと思ってます」とコメントした。

実はこのエチゼンクラゲは、約20年前に全国で大量発生していた。
大きいものは体長約2メートル、重さは100kgを超えるうえ、毒も持っていて“海の厄介者”として、漁業に甚大な被害を与えている。
全国で大量発生のおそれ…過去には約100億円の被害も
2009年の大量発生時には、定置網を破るなど全国で約100億円の漁業被害があった。

2024年に入り、またエチゼンクラゲを見かけるようになったという撮影者は「大量発生時は、定置網漁業がすごい被害を受けてたっていうのはニュースになってたし、聞いていたので、そのような状況にならないといいなとは思う」と語った。
水産研究・教育機構によると、2024年の6月末ごろから長崎県沿岸でも発生が確認されており、15年ぶりに全国で大量発生するおそれがあるという。
(「イット!」 9月17日放送より)
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