真夜中の公園でカッターナイフを大学生2人に突きつけ脅迫し、現金を奪った疑いで15歳の少年と17歳の高校生が逮捕された。
強盗の疑いで逮捕されたのは、大阪府東大阪市在住でアルバイトをしている15歳の少年と、同じく東大阪市に住む17歳の男子高校生。
■13~17歳の少年少女3人が「カッターナイフ」を突きつけ大学生を脅したか
少年2人は13歳の少女と共に、16日午前3時ごろ、大東市にあるJR住道駅の南側にある公園で、19歳と21歳の男子大学生2人の腹を殴ったあと、刃渡り6.3センチのカッターナイフを突きつけ「これで傷つけられるか、金で解決するか」と脅し、あわせておよそ1万3000円を奪い取った疑いが持たれている。
■3人乗り自転車で逃走 警察官が発見
警察によると大学生2人は少年ら3人と面識はなく、大学生が公園で話をしていたところ、少年らに「おい」と声をかけられ、因縁をつけられて、現金を脅し取られたという。
少年らは現場から逃走したが、午前4時半前に大東市の路上で3人乗りで自転車に乗って逃走しているところを警察官が発見した。

警察は、自転車から降りた15歳の少年の身柄を確保したが、男子高校生と少女は、2人乗りでそのまま逃走。
しかし、残る2人もおよそ1時間後に、同じく大東市内を2人乗りで逃走していたところを警察官に発見され、身柄を確保された。
■所持金は3700円ほど少なく 逃走中に使ったか
身柄確保時の少年らの所持金は、あわせて9300円で、大学生から奪ったとされるおよそ1万3000円減っていたということで、警察は、逃走中に少年らが現金を使ったとみている。
警察は少年2人の認否を明らかにしていない。
また、13歳の少女については、児童相談所に通告したということだ。
警察は動機などについて詳しく調べている。