広島・熊野町の田んぼが広がる地帯で、放置された廃棄物の山が問題となっている。
家電製品を含むゴミの山や廃棄物から漏れ出す汚れなどが、周囲の環境へ悪影響を与えていた。
土地の借り主は、ゴミの処分をすると話しているものの、解決されていないという。
田んぼの横で…放置されたゴミの山
広島・熊野町の自然豊かな街で撮影されたのは、業者が放置したとみられる廃棄物だ。

現場は田畑などが広がる地帯だが、その横で、洗濯機、冷蔵庫、マットレスなどの家電製品のゴミが山積みになっている。
ゴミの山は、約幅50メートルにも及んでいる。
近くに住む女性は、「変な色の水が出ているから、田んぼをしている人はかわいそうですよね」と言う。

実際、廃棄された場所の近隣に畑を持つ男性は、「10年ほど前に畑を借りたが、以前からあのような感じでした」と話す。
現場は、2013年ごろまでは農地だったが、今はゴミの放置場所になってしまったという。
事業のため?借り主がゴミ放置か
熊野町などによると、この場所は、所有者が個人に貸していたという。

町は、借り主に指導を行ったものの、「仮置きで最終的には処分する」と語り、借り主は産業廃棄物処分の事業をしようとしていたとみられている。
しかし現在も、状況は変わっていない。
対応方法について、熊野町の担当者は「見回りですよね。そういうことしていますし、それは日に何回かしている」と話していて、町は警察に相談するなどして、対応を急いでいる。
(「イット!」 9月10日放送より)
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