大阪・梅田のうめきたエリアに誕生した「グラングリーン大阪」がついに街びらきを迎えた。
訪れた人は、梅田のど真ん中の「都市公園」で、どのように過ごしたのだろうか?
■オープンを待ちわびた600人の行列

6日朝、大阪・梅田にできていた大行列。およそ600人がオープンの瞬間を待っていた。
列に並ぶ人:65年ぐらい大阪おるんですけど、うれしいですよね。ワクワクしてます。
列に並ぶ人:遊びたい!走り回る!ピクニックしたい!
■世界最大級の巨大な都市公園「うめきた公園」併設の「グラングリーン大阪」がオープン

「3、2、1、ゼロ!」
6日、街びらきを迎えたのは、大阪・梅田のど真ん中にできたグラングリーン大阪。
総面積およそ9万平方メートルのうち、公園や飲食店・ホテルなどを含む、およそ4割のエリアが6日オープンした。
谷元星奈キャスター:ルクアイーレの前にいます、ここからうめきた公園へと続く道が、きょうオープンということで行ってみます。

ルクアイーレから直結する道も開通。
右には「グランフロント大阪」、左にはこの夏オープンしたばかりの「イノゲート大阪」を見ながら、「グラングリーン大阪」を目指す。
谷元星奈キャスター:わぁ、すごい、見えてきました、これ広い、うめきた公園です。

6日、商業施設が集結している北館がオープン。
さらに、世界的建築家・安藤忠雄さんが監修した文化施設もオープンした。
安藤忠雄さん:皆さん方と共に、元気のいい大阪を、アジアから世界に向けて発信したい。

そして、「グラングリーン大阪」の特徴は何といっても、駅直結としては世界最大級の巨大な都市公園、「うめきた公園」だ。
広大な芝生広場では、さっそくのびのびと過ごす人たちが!
谷元星奈キャスター:すみません~関西テレビの「newsランナー」なんですけど、寝てました?
訪れた人:寝てました。
谷元星奈キャスター:どうですか?
訪れた人:めっちゃきれいですよね。ニューヨークの公園みたいな感じで。そんな体験が味わえてハッピーです。
谷元星奈キャスター:今日は何時まで?
訪れた人:気が向くままに寝て、気が向いたらどっか行こうかなと。
■市民の“健康寿命を延ばす”

大阪市が、巨大な都市公園を作った狙いの1つが、市民の“健康寿命を延ばす”こと。
スポーツで楽しく体を動かしてもらおうと、大縄、フラフープ、おもちゃのボウリングなど無料で貸し出す。
谷元星奈キャスター:やったー、すごい。
これはフィンランド生まれのスポーツ「モルック」。
9月中旬から有料で予約できるということで、一足先に体験させてもらった。
※有料レンタル1日500円

公園では、すっかりくつろぐ人も…。
谷元星奈キャスター:どうですか?
訪れた人:最高!さすが大阪。ナンバーワン!
谷元星奈キャスター:靴脱いではるじゃないですか
訪れた人:これね、靴はいてたらだめ。素足が一番よろしいねん。いったんみんな靴脱いで、ここ素足なって、最高に気分ええ、100点満点。

大阪の新たな顔、「グラングリーン大阪」。来年には、関西最大級の都市型スパが開業する予定で、うめきた公園を一望できるプールもオープンする。
巨大な都市公園は市民にとって、どのような存在になっていくのだろうか。
■「本当に野心的で新しい取り組み」都市計画の専門家も注目

駅直結の公園としては、世界最大級と言われている。都市計画の専門家である、番組コメンテーターの京都大学大学院・藤井聡教授は次のように指摘した。
京都大学大学院 藤井聡教授:これは本当に野心的で新しい取り組みです。(このエリアは)ものすごく価値の高いところですから、商業施設を中心にして経済発展っていうのは、一般的な都市計画なんですけど、今回は公園を軸にするっていう都市計画です。 これがどうなるか、我々もしばらく様子をみたいなと思いますね。ちゃんと市民の文化になっていくっていうのが狙いでしょうから、それがどうなるか、じっくり拝見したいと思いますね。
(関西テレビ「newsランナー」2024年9月6日放送)