福岡市内の住宅街で、車や人の気配のある中、家の前に居座るサルの姿が撮影された。
当時、家の中には子どもが在宅していて、玄関を開けていたら襲われていた可能性があったという。
同日、60代の女性がサルに襲われ、けがをしていて、警察は対応を急いでいる。
家の前で堂々居座るサル
福岡市で1日17時ごろ、車で自宅へ向かっていた女性が隣に住む妹家族の家の前を通り過ぎようとしていた時、柵の上をわが物顔で歩くサルが目の前に現われた。

女性は、家の前に近づくサルを見て、「ちょ待って、ちょ待って、ちょ待って…どこ行きようと?」と焦る声を上げる。
サルは角でいったん座り、ひと休みしたものの、また柵の上をウロウロと歩き始めていた。

サルの様子を見ていた女性は、「家の中に、おいの中学生の男の子がいて、危ないから外出ないようにって、ジェスチャーしてた。玄関開けたら、もう振り向いて飛びかかってくるぐらいの距離だったので」と語る。
サルに気づかず外に出てしまったら、家族が襲われる可能性もある緊迫した状況に焦ったという。

映像では、玄関前に座るサルの映像とともに、「玄関に座っとるけん、出るなって!サルおる!サル!出らんでいい!出らんでいい!出るな!玄関開けたらダメよ!いま玄関おるけん」と、電話で家の中にいる家族に必死に呼びかける女性の声が残っていた。

一方サルは、車に臆する様子もなく、玄関前に座り込んで何かを食べ、しばらくするとその場から立ち去っていった。
サルと遭遇相次ぐ…60代の女性はけが
その後、女性は警察に通報したが、すでに4件目の通報だったという。

警察によると、同じエリア内でごみを出そうとしていた60代の女性が、サルに背中を襲われてけがをしたという。
今回の住宅街での遭遇を受け、女性は「とっても怖いです、夜中にキーキーキーって聞こえる。攻撃してくることもあるので、早く解決していただきたいというか、どうにかしていただきたいという思いはすごくあります」とおびえている。
(「イット!」 9月3日放送より)