台風11号の影響を受け、フィリピン北部で洪水や地滑りによる大きな被害が発生し、死傷者も報告された。
また、南半球のオーストラリアでも悪天候が続いていて、猛烈な風やひょうにより、600軒以上の家屋が損壊した。

台風11号の大雨で被害…死傷者も

台風11号が接近したフィリピン北部で2日、多くの街が洪水被害に見舞われた。

洪水被害が発生したフィリピン北部
洪水被害が発生したフィリピン北部
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川と道路には、激しい濁流が流れ、付近では水が、建物の2階部分より高く噴き上がっている。
首都マニラでは、大雨による地滑りなども起きていて、死傷者も出ているという。

悪天候は、春を迎えた南半球でも深刻化していた。

2日、オーストラリア南部・ビクトリア州でとらえられたのは、バルコニーに降り注ぐ大量のひょうだった。

なぎ倒される街路樹…強風で600軒以上の家屋損壊

別の住宅の防犯カメラ映像では、カメラに何かが飛んできて街路樹が倒れる様子が映っていた。

なぎ倒される街路樹
なぎ倒される街路樹

春の嵐となったビクトリア州では猛烈な風が一晩中吹き荒れ、一部の地域では風速40m/s以上を観測、防犯カメラに映った街路樹は、その強風によってなぎ倒されたとみられている。

この嵐により停電も発生したほか、600軒以上の家屋が損壊するなどの被害が出たという。
(「イット!」 9月3日放送より)

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