陸上自衛隊の輸送機オスプレイ1機が、8月21日午後に人員輸送の訓練などを目的として初めて丘珠駐屯地に飛来した。
札幌に飛来したオスプレイ
「現在オスプレイは札幌市街地の上空を飛んでいる」(鎌田祐輔記者)

札幌市東区の丘珠駐屯地に姿を現したのは、陸上自衛隊の輸送機オスプレイV-22である。

これまで、丘珠にはアメリカ海兵隊のオスプレイが飛来したことはあったが、自衛隊機が飛来したのは初めてだ。

「自衛隊機のオスプレイ飛来に関して、十分な情報提供がまだなされていない。市民の不安解消のための情報が必要だ。当然のことながら安全確保が第一だ」(秋元克広札幌市長)
市民50人が抗議 22日にかけて他の道内駐屯地にも
「オスプレイはいらない」(札幌の市民団体など)

丘珠駐屯地への飛来に、不安を抱えた市民約50人が抗議。

自衛隊は、今回のオスプレイの北海道内への飛来は人員輸送と離着陸訓練が目的であると説明している。

オスプレイを巡っては、2023年11月に鹿児島県屋久島沖でアメリカ空軍のオスプレイが墜落し、安全性に不安の声が上がっている。
「住民の命と安全を守ることを強く訴えたい」(市民)
オスプレイは22日も、北海道帯広市や旭川市の駐屯地でも訓練した。