札幌市中央区の大通エリアにおける再開発の話題だ。
北海道銀行本店の跡地に建設されるビルに、外資系高級ホテル「パークハイアット」が入ることが発表された。
国内では4軒目となる。
道銀ビル跡地に「パークハイアット」進出
札幌駅前通と大通が交差する、まさに一等地。

道銀ビルディングの跡地に、アメリカの高級ホテル「パークハイアット」が入ることが発表された。

「パークハイアットは、グループ内で最高級の位置づけを占めるブランド」(日本ハイアット 坂村政彦 代表取締役)
ハイアットグループは世界78カ国で29のブランドの宿泊施設を運営している。

その中でも「パークハイアット」は最上級の位置づけだ。
国内では東京、京都、北海道倶知安町に続いて4軒目となる見込みだ。
倶知安町の「パークハイアット ニセコ HANAZONO」
4年前にオープンした倶知安町の「パークハイアット ニセコ HANAZONO」。

客室から羊蹄山をはじめとするニセコの自然を満喫できる。

スキーなどを楽しむインバウンドに人気のホテルだ。

札幌市に新しくできるホテルは、どのようなものになるのか。
「札幌が長年培ってきた文化、自然文化が織りなす素晴らしい環境、大通公園沿いの立地という条件に我々のブランドが融合することで、ここにしかない空間を生み出せると信じている」(日本ハイアット 坂村代表取締役)
生まれ変わる道銀ビル
生まれ変わる道銀ビルディング。

北海道銀行本店では毎年4月に入行式が行われた。

時の頭取からの激励を受けた新人行員たちが新たな決意で社会に巣立っていった。

2000年7月には、2000円札が発行されたことにより、多くの市民が窓口を訪れた。

再開発により誕生する新しいビルは地上36階、地下3階建て。

高さはJRタワーを12メートル上回る185メートルに達し、大通エリアで最も高いビルになる予定だ。

デザインは国立競技場の設計を手掛けた隈研吾氏が監修し、27階から35階には全157室のホテルが。

その他、商業施設やオフィスも入り、大通公園やテレビ塔を望む屋外テラスや吹き抜けの空間も整備される見通しだ。