大阪・ミナミで23日深夜、人気ラーメン店看板の“龍のしっぽ”をめぐる騒動で、制作者自らトレードマークのしっぽを切断・別れを告げた。
その後、切られた部分は「金色」に塗られ、龍の目には涙が取り付けられるなど、大阪らしいユーモアが光る結末となった。
“しっぽ”撤去命じる判決下る
23日午前1時頃、大阪・ミナミでカメラが捉えたのは、“龍のしっぽ”が切り落とされる瞬間だ。

人気ラーメン店「金龍ラーメン道頓堀店」のトレードマークでもあった立体看板。

この看板の“龍のしっぽ”部分などがはみだしているとして、隣接する土地の所有者が撤去を求め裁判を起こし、騒動になっていた。

2024年5月、裁判所が撤去を命じる判決を下し、ラーメン店側は「しっぽを切る」ことになった。

そして23日未明、外国人観光客も見守る中、看板を作った男性が自ら上にのぼり切断し、思い入れのあるしっぽの最後を見届けた。
龍の目には「涙」
龍の看板を作った中村雅英さんは「かわいそうなことをしたなと。しょうがないですね」と残念そうに話した。

しかし、転んでもただでは起き上がらなかった。
切られたしっぽの断面は、店名にちなんだ「金色」に塗られた。

さらに龍の目には、水色の涙が取り付けられ、しっぽ騒動は「大阪らしい」ユーモアに包まれた。
(「イット!」 8月23日放送より)
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