熊本市動植物園のホッキョクグマの“セクシーダンス”が話題になっている。頭を抱えながら腰を振る動きは、実のところは踊っているわけではなく、かゆいから、または本能的なマーキングの行動だという。
芸達者なホッキョクグマ
熊本市動植物園のホッキョクグマの「マルル」。
マルルは、つるされたブイに向かってボールを投げて命中させ、ブイの中に入った魚をゲットしたり、黄色い輪っかをネックレスのように首に通すなど“芸達者”だ。

そんなマルルだが、7月20日に “ある姿”が撮影され、セクシーすぎると話題になっている。

それは、壁にもたれて2本足で立ち、前足で頭を抱えながら情熱的に腰をフリフリする姿だ。まるで人間のような“セクシーダンス”をしているように見える。

SNSではこの動画が2000万回以上再生され、日本だけでなく海外からも「セクシー!」との声があがっている。
ほぼ毎日マルルの様子を撮影している、この“セクシーダンス”を目撃した人は、「突然立って、いいダンスをしてくれたなと思いましたね。『みなさん見て下さい、私がダンスをしますから』といわんばかりに、私には見えるんですね」と話す。
“セクシーダンス”は「かゆい」か「マーキング」
たびたび“セクシーダンス”を披露してくれるというマルルだが、この行動にはどんな理由があるのか。

アジア動物医療研究センターのパンク町田センター長は、「一つはかゆいから、もう一つはマーキングである可能性もある。クマの仲間全般に背中をかくようなマーキングの方法をとることが多いです。縄張りの主張のつもり」と説明する。
本能的なマーキングの動きが、どうしてもセクシーになってしまうマルルだった。
(「イット!」 8月19日放送より)
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