台風7号が近づく中、千葉・船橋市のピザ店では「従業員の安全を第一に考え」、16日の営業中止を決めた。
客からの注文も入る中での、苦渋の決断となった。
営業開始15分前…臨時休業を決定
千葉・船橋市のピザ店「ピザヨッカー船橋店」では、配達するためのバイクが激しい雨に打たれていた。

主に千葉県産の食材を使うなど、地域密着型の店で、銚子産のイワシや九十九里の塩を使用した期間限定ピザが人気だという。

16日もオープンに向けて着々と準備を進めていたが、営業開始の15分ほど前に、臨時休業を決定した。
突然の連絡に、準備していた食材を片づけることになった。

「注文をもらっている予約のお客さんもいる。そういうお客さんに対して申し訳ない」と話した店員は、準備したばかりの食材を1つ1つ容器に詰め直すと、冷蔵庫に再び戻していった。

その後、店員は予約していた人に対し、台風の影響で配達できなくなったことを知らせる対応に追われていた。

営業開始時間を過ぎると、ピザを注文する電話が入ってきた。
16日の営業中止を知らせる留守番電話に切り替えなければならない。
千葉県にある4店舗すべてで16日の営業中止
突然の決定に、同店の安藤秀治店長は、「オープンするつもりで準備していたけど、どうしてもこの天気で、急きょ営業を中止することになってしまった」と説明する。

ピザヨッカー船橋店 安藤秀治店長:
われわれとしてもすごく残念ですが、従業員の安全を第一に考えた結果、こういった形で中止になった。こればかりは天気なので、どうしても仕方ない。

このピザ店は、千葉県にある4つの店すべてで16日の営業を中止したという。
(「イット!」8月16日放送より)
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