自宅の「テーブル」は食事をしたり、作業スペースになったりと便利な場所だ。こまめに掃除したいところだが、その方法を間違えると汚れや雑菌の温床になることがあるという。テーブルが汚れる理由と、清潔に保つための「正しい拭き方」のポイントを紹介していきたい。

テーブルが汚れる「3つの習慣」

テーブルはきれいに見えても、目に見えない汚れや雑菌がたくさん潜んでいる。これらは、自分や家族が何気なくしている「3つの習慣」が原因になっているという。

外出先から戻った時の手荷物に注意(画像はイメージ)
外出先から戻った時の手荷物に注意(画像はイメージ)
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1つ目は「食事以外での利用」。スマホやバッグなどの手荷物を“とりあえず置く場所”として、テーブルを使っていないだろうか。これは雑菌をテーブルに運んでいるようなものだという。外出先では手が汚れやすく、スマホやバッグはその手で触れるので、雑菌もつきやすいのだ。

2つ目は「会話時の飛沫」。テーブルは家族団らんの場所で、会話が弾むこともある。それ自体は良いことだが、唾なども飛ぶので、ウイルスや雑菌がテーブルに付着しやすい。

食べこぼしにも注意(画像はイメージ)
食べこぼしにも注意(画像はイメージ)

3つ目は「食べこぼし」で、テーブルに飛び散った食べカスなどを餌に雑菌が繁殖するという。また食べこぼしと少し違うかもしれないが、麺類やとろみがある料理を食べると汁などが飛んでいきやすいのも注意したいところだ。

これらに心当たりがあるなら、外出先から戻ったときの手荷物は除菌シートで拭く、会話や食事中は飛沫に気を付ける、といったことを考えてみてもいいかもしれない。

雑菌を塗り広げる…NGな拭き方

テーブルを清潔な状態に保つためには、拭き方もポイントになってくる。汚れていると、ふきんなどで「ゴシゴシ往復、ぐるぐる回転」させて拭きたくなるが、これはNGな行動だ。テーブルの雑菌を塗り広げることになるという。

濡れたふきんの雑菌は繁殖しやすい(画像はイメージ)
濡れたふきんの雑菌は繁殖しやすい(画像はイメージ)

ふきんは見た目が汚れていないと、水洗いで大丈夫な感じもするがこれもお勧めできない。水に濡れたふきんに雑菌がつくと、菌の数はどんどん増えていく。一日中、同じふきんを使うのは、雑菌で拭いているようなものだという。

清潔に保つ「一方向拭き」「コの字拭き」

そこで大切になるのが、ふきんの扱いやテーブルの拭き方だ。ふきんは使い回しをせず、こまめに洗剤でもみ洗いをするなどして除菌しよう。市販の除菌シートを使うのもアリだ。

拭き方では「手を動かす方向を変えず、直線的に拭く」ことがポイント。拭き取った汚れをテーブルの外まで連れていくようなイメージで拭き上げると、雑菌が広がりにくいという。正しい拭き方としてお勧めできるのが、次の「一方向拭き」と「コの字拭き」だ。

一方向拭き(提供:大王製紙株式会社)
一方向拭き(提供:大王製紙株式会社)

【一方向拭き】
テーブルの左側から右側、奥側から手前側など、同じ方向と動作が続くようにして拭く。最後は仕上げに、天板の側面と裏面をつかむようにして、テーブルのヘリを拭き上げる。

コの字拭き(提供:大王製紙株式会社)
コの字拭き(提供:大王製紙株式会社)

【コの字拭き】
テーブルの片側から反対側まで拭いたら、手をそのまま下に動かし、再び反対側へと動かして拭く。一筆書きを描くようなイメージで、拭き上げる。

どちらの拭き方も、同じ場所を往復したり、円を描かないことがポイントだ。テーブルの汚れや雑菌が気になるのであれば、今回お伝えした拭き方を試してみてもいいかもしれない。

(出典:大王製紙株式会社 エリエール公式HPより)

プライムオンライン編集部
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FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。