親が知らない間に、子供がオンラインゲームに多額の課金をしてしまうトラブルが相次いでいる。特に親のアカウントやカードで決裁した場合、お金を取り戻すことが難しいという。スマホを管理することも大事だが、保護者がゲーム課金の仕組みを理解しておくことも重要だ。

子供のスマホ管理 どうしている?

10歳と7歳の子供を持つ親:
課金はできないようにしているし、本当のお金は使っちゃだめと言っている。指紋認証が今あるため、勝手にできないようにしている。

13歳と11歳の子供を持つ親:
下の子の方がちょっと課金に興味があって、ゲームのアイテムとかを欲しがっていて、上の子にはロック番号を教えているけど下の子には教えないように気を付けている。

街の声を聞くと、指紋認証機能を使うなど、子供のスマホの使い方を管理している保護者も多いようだ。しかし一方で、宮崎県消費生活センターには2023年度、子供のオンラインゲーム課金に関する相談が29件寄せられた。2024年は4月から6月末で12件。課金額の平均は1件あたり約20万円で、最高額は190万円にものぼる。

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ゲームに高額課金してしまった人を年齢別に見ると、15歳以下が約8割で、ほとんどが小中学生だという。

宮崎県消費生活センター啓発担当 石橋麻依子さんは、「ゲームの課金をするときにクレジットカードの暗証番号を入れたりする画面があるが、親のクレジットカードの番号を勝手に見て、暗証番号を何かのときに覚えていて、子供が自分で暗証番号を入れてクレジットカードで課金をするという事例もある」と語る。

法律上、未成年者が保護者の同意なしに契約を結んだ場合取り消すことができるが、親のスマートフォンやアカウントを使っている場合は子供が利用したという証明が難しいため、お金が戻ってくることはほとんどないという。

宮崎県消費生活センター啓発担当 石橋麻依子さん:
スマホを使わせる際には、保護者のアカウントをログオフにした状態で子供に渡すようにしてください。アカウントには、クレジット情報も登録されているので、ログインした状態で子供に渡すとお財布をそのまま子供に渡しているという危険な状態になるので注意してください。

石橋さんによると、まずは保護者が、子供が遊ぶゲームの内容や課金の仕組みをしっかりと把握することが大切だという。

子供のオンラインゲーム課金「保護者が心がけるべきポイント」

・子供専用のアカウントを作って管理する

・ペアレンタルコントロール
→保護者が利用時間やアプリのダウンロードなどを制限し、子供のスマホの使い方を見守ることができる

・カードの決済情報・利用明細の内容はこまめに確認する

(テレビ宮崎)

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