鳥取市の水族館でチンアナゴ同士の苛烈な戦いがカメラに捉えられた。水槽の中で隣り合った2匹が目をあわせた途端、けんかが勃発。チンアナゴたちは、縄張り争いをしており、口の大きさと気迫で勝敗が決まるという。
チンアナゴのご近所トラブル
鳥取市の水族館「とっとり賀露かにっこ館」で、にょろにょろと上を向いている2匹のチンアナゴが、お互いに「なんだこのやろう」と言わんばかりに、口を開け、睨み合っている姿が撮影された。

その姿から、隣り合ったチンアナゴがけんか!?まさにご近所トラブル?と話題になっている。

普段のチンアナゴは隣あっていても、平和ににょろにょろしているのだが、なぜかこの2匹だけは体をほぼ直角にまで曲げるほどお互いに顔を近づけ、睨み合っている。
その後、一度そっぽを向いてクールダウンし、すべてを忘れたかのような顔で周囲を見ていたが、 目が合ってしまったのか再び、けんかが勃発した!表情もどこか怒っているようだ。

しかし、近づきすぎて、キスしてしまってびっくり。顔をそむけて気まずい雰囲気だ。
口を大きく開け…縄張り争いで威嚇
なぜけんかをしていたのか、飼育専門員の尾﨑誠子さんに聞いてみると、「距離が近かったりすると、縄張り争いという形でけんかは、ちょこちょこしています。口が大きい方が強いって意識があるのか、もう最大限に口を広げて威嚇しています」と話す。

また、「負けた場合は、穴に引っ込んだりするんですけども、今回はお互いが譲らなかったようで」とも語った。
今回の勝負は、引き分けだった。チンアナゴの世界は、「口の大きさ」と「気迫」で勝敗が決まるという。
(「イット!」 7月25日放送より)
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