子供の熱中症予防の3カ条
では、子供の熱中症予防ではどのような点に気を付ければいいのか。サントリー食品インターナショナルとウェザーマップは以下の3つの行動を推奨している。
(1)日陰ファースト
直射日光や照り返しを避けるために、外ではできるだけ日陰にいる習慣をつけよう。コンクリートやアスファルトは照り返しが強い。また、ビルやマンションの側面からも照り返しがあることを覚えておこう。
(2)30分を目安に、遊びと水分補給をセットにする
30分外遊びをしたら日陰で水分・塩分補給タイムを設けることを決めて、習慣にすることが大切。水分補給に適した飲料を何種類か用意してコップに注ぎ、何かを当てるクイズをやるなど、ゲーム性やイベント性を持たせるのもお勧めとのこと。

(3)凍らせた飲料を持ち歩く
凍らせた飲料を持ち歩けば、水分補給だけでなく、いざ熱中症になったときにも首や脇などを冷やして応急処置に利用することができる。ペットボトルを凍らせる時は、ボトルが冷凍に対応しているか確認しよう。サントリーの場合は、GREEN DA・KA・RAをはじめ「冷凍もおいしい!」の表示があるものが冷凍対応の設計になっている。
「子供にしっかり水分を取らせないといけませんね…」
イベントで、ベンチコートを羽織って「こども気温」を体験した母親は、子供の熱中症対策を改めて意識するきっかけになったとのこと。自分の体感を基準にせず、“大人+7℃”を意識して、子供の熱中症対策に取り組んでほしい。