都心のビルに置かれていた水槽にいたのは、立派なサンゴ。

水槽の掃除をしているのは、高倉葉太(たかくら・ようた)さん。

高倉葉太さん:
サンゴ礁には、海の25%の種類の魚が暮らしてます。なので、サンゴ礁が失われると、水産業に大きな打撃が出ると言われています。

絶滅の危機に瀕するサンゴ。
しかし飼育が難しく、サンゴを守る研究は、これまで主に沖縄でしかできなかった。

そこで、高倉さんが活用したのがAI。
「水温」や「カルシウム量」などをAIで管理でき、“誰でも”・“どこでも”、サンゴを飼育・研究できる技術を独自開発した。
これにより、東京のど真ん中の水槽に、“沖縄の海”を再現したのだ。

高倉葉太さん:
こちらが我々のラボのエリアでして、どういう成分が、どのサンゴに、どのくらい悪いかっていうのを、データを取ることができる場所になっています。
小さい頃から、サンゴが好きで飼育もしていたという高倉さん。

サンゴが絶滅の危機に瀕していると知り「人生をかけて取り組む」と一念発起。研究をはじめた。
高倉葉太さん:
サンゴ礁って不思議だな、おもしろいなって。ポジティブな気持ちでみんながサンゴに向き合ってくれたら、海を守ることが当たり前の世界になるんじゃないか。

最新技術でサンゴ礁の海を守る高倉さんの研究は、あすも続く。
(「イット!」6月5日放送より)
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