「めざまし8」が「物価高から家計を守る節約術」としてお伝えする第3弾。

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5月から3カ月連続で値上がりする電気料金、さらにガス料金も今後段階的な値上げを予定しています。電気・ガス料金の7月の請求分は、4月分と比べると標準家庭では約2700円も高くなる見通しです。

家族3人暮らし・パート(70代):
4000円~5000円高くなっている感じはします。(物価高の影響で)年金だけでは生活できないですよね。私なんかも結構いい年だけど、だから働きに行っているみたいな感じですよ。

主婦(30代):
月に1万2000円とかですね、どんどん高くなっていますよね。子どもが小さいので、エアコンとかはケチらないようにしようと思って。

プロが教える“節約術”

値上げの要因となっているのは、再生可能エネルギーの普及のために、料金に上乗せされている、いわゆる「再エネ賦課金(ふかきん)」の増額です。

さらに、ロシアによるウクライナ侵攻などを受け価格を抑えるために出されていた、電気・ガス料金の補助金が終了。

物価高の中、家計を直撃する電気・ガス料金の値上がり。家庭でできる節約術をお伝えします。

【節約術 その① エアコンのクリーニング】
エアコンクリーニング専門の「FBL Service」本多優斗社長が聞き取り調査を行ったところ、クリーニングを行った後、ひと月の電気料金が約600円、節約できたといいます。

さらに自分で2週に1回フィルター掃除をすることでも月に100円前後、節約できるそうです。

自分でエアコンをクリーニングする際は、まずフィルターの裏側からお湯をかけホコリなどを洗い流します。次に、中性洗剤などを使いながら両面をブラシで撫でるように洗い、最後にタオルやキッチンペーパーなどでこすらないように水気を拭き取って終了です。

フィルターには油分がくっついていることもあるので、お湯と洗剤(食器用洗剤など)で洗うことがポイントです。

【節約術 その② エアコンの温度管理】
帰宅直後などはエアコンをつける前に、扇風機などで窓から室内の熱気を追い出してからつけましょう。
外気温が31℃の時に、設定を27℃から28℃に1℃上げると年間940円の節約になります。

節約アドバイザー 和田由貴さん:
室温の目安が28℃なので、設定温度というよりも。ですから、実際に温度計を置いて確認した方がいいですね。

【節約術 その③ リビング編】
次はリビングでできる節約術。まずはテレビの画面の輝度を「最大」から「中間」にするなど、最適な明るさにすると、32型液晶テレビの場合、年間で840円の節約になります。

さらに、照明に白熱電球を使っている場合、同じ明るさのLED電球に交換しましょう。同じ明るさでも消費電力はLED電球のほうが少なく、年間で2790円の節約になります。

【節約術 その④ キッチン編】
ご飯を炊いた後、残ったご飯を4時間保温するより、冷凍したものをその都度解凍したほうが、年間約370円の節約。

冷蔵庫は、食材を入れすぎると冷気の流れが悪くなり余分な電力を使ってしまうため、半分に減らして奥にある冷気の吹き出し口をふさがないようにすることで、詰め込んだ場合と比べて年間1360円の節約になります。

【節約術 その⑤ お風呂・洗濯編】
最後は、お風呂場と洗濯について。
節水シャワーヘッドに交換することで、節水だけでなくガスの使用量も減らせることができます。4人家族が1日それぞれ5分間ずつ使用した場合、ガス・水道料金合わせて年間9704円の節約に。

洗濯物は容量の4割を入れて洗うより、8割入れて洗う回数を半分にすることで電気・水道料金合わせて年間で4510円の節約になります。

節約アドバイザー 和田由貴さん:
洗濯の場合は、色物と白物を分けて洗っている方が多いと思うのですけど、それを日替わりでやると、ある程度まとめて洗うことができます。
(めざまし8 5月23日放送)