今週末、現地時間3月30日(土)、アラブ首長国連邦ドバイにあるメイダン競馬場で行われる、ドバイワールドカップデー。
1日に5つのG1レースが開催される、まさに“競馬の祭典”だ。

このドバイワールドカップデー、日本からも多くの報道陣が訪れる中、28日にはメディアミーティングも行われた。いよいよ決戦ムードが漂ってきた現地から、最新情報をリポートする。
ウシュバテソーロ 連覇なるか
お祭りのメインレースとなるのが、ドバイワールドカップ(G1・ダート2000m)。1着賞金が約10億円という“ドバイドリーム”を目指し、日本からも実力馬4頭が出走を予定している。

何といっても中心はこのレースで史上2頭目の連覇を狙うウシュバテソーロ(牡7・川田将雅)だ。去年のレースでは道中最後方から、直線で一気に前に進出すると、2着の馬に2馬身以上の差をつける圧倒的な競馬で勝ち切った。
今年の初戦となったのは、こちらも世界最高峰の舞台、2月24日に行われたサウジカップ(G1)。結果は惜しくも2着。世界最高賞金の約15億円にあと一歩と迫った。
その後、サウジアラビアから日本には戻らずにドバイ入り。ここまで順調に調整を進めてきた。
手綱を取る川田将雅騎手(38)は連覇に向けて「自信をもってここに歩んできているので、2連覇するに相応しいと思っています」と力強く語った。

最終追い切りを消化し、会見に臨んだ高木登調教師(58)も「状態をキープして良い動きでした。連覇を目指せるのは光栄なこと。結果を出せるように頑張りたい」と、こちらも自信に満ちたコメント。
ウシュバテソーロは連覇を達成すればGI6勝目。競走馬ランキングで世界1位にも輝いたイクイノックスの総獲得賞金(22億1544万6100円)を超えて、28億円超えの日本馬歴代トップの獲得賞金となる。
リベンジで栄冠奪取へ ドウデュース
ドバイターフ(G1・芝1800m)に挑むドウデュース(牡5・武豊)も現地29日の朝、メイダン競馬場で最終調整を行い、上々の仕上がり。

去年は現地での調教後に左腕節に違和感を認め、無念の出走取消しとなっただけに、陣営の今年に賭ける思いは強い。
2023年の有馬記念(GI)を制した勢いそのままにドバイターフに臨む。
“怪物牝馬”いよいよ世界の舞台へ
去年、史上7頭目の「牝馬3冠」を達成したリバティアイランド(牝4)がいよいよ海外初戦、ドバイシーマクラシック(G1・芝2410m)に参戦する。

共に世界へ挑むのは、デビューからコンビを組む川田将雅騎手(38)。「順調にここまで来ている。世界的に注目されていることも実感している。皆さんが期待する結果を得られるように準備していきたい」と報道陣に語った。

日本から多数の実力馬が出走する“競馬の祭典”ドバイワールドカップデー。
世界にさらなる衝撃を与えるのは、どの馬か。
S-PARK ドバイワールドカップ2024SP
3月30日(土)深夜1時から生中継
みんなのKEIBA 大阪杯・GI
3月31日(日)15時から生中継
https://www.fujitv.co.jp/sports/keiba/index.html