今週、福島競馬場 芝2000mを舞台に名物ハンデ重賞七夕賞・GⅢが行われる。
願いをかなえるのは、いったいどの馬か。
転厩後絶好調!シリウスコルト
5月の新潟大賞典・GⅢで重賞初制覇を飾ったシリウスコルト(牡4)。

デビューから管理していた宗像義忠元調教師が2025年3月に定年引退。
シリウスコルトは、3月5日付で新たに開業した田中勝春厩舎への転厩が決まった。
すると、ここから快進撃を見せる。
転厩初戦の3月六甲S・Lで2着に好走すると、翌月の福島民報杯・Lでは9走ぶり勝利。
そして、5月の新潟大賞典で1着となり、転厩後わずか3戦で重賞タイトルを手にした。
相性抜群の古川吉洋騎手(47)とのコンビ継続も好調の要因の1つだ。
初めて手綱を握った六甲S以降、2勝2着1回。
頼れるベテランとのコンビで重賞連勝を狙う。

また、管理する田中勝春調教師は、騎手時代に七夕賞で3勝を挙げている。
騎手&調教師でのダブル制覇となるか。

心強いデータがもう1つある。
先週の北九州記念・GⅢで4歳馬ヤマニンアルリフラが勝利し、6月目黒記念から古馬重賞(障害を除く)で4歳馬が8連勝中。
シリウスコルトは、七夕賞に出走する全15頭の中で唯一の4歳。
日本競馬界を席巻する強力世代が、また頂点に立つか。
戸崎圭太、ドゥラドーレスへ恩返しなるか!?
2024年の有馬記念を制したレガレイラを姉に持つドゥラドーレス(牡5)。
これまで重賞に3度挑戦するも、3着(2022年 毎日杯・GⅢ)→4着(2022年 菊花賞・GI)→2着(2025年 エプソムC・GⅢ)と、タイトルまであと一歩届いていない。

今回コンビを組むのは、姉のレガレイラを有馬記念制覇へと導いた戸崎圭太騎手(45)。
そんな戸崎騎手いわく、彼の騎手人生を変えたレースは、1番人気ドゥラドーレスと共に挑みながら、3着に終わった2022年毎日杯・GⅢだった。
「毎日杯は僕の騎手人生の中でもきっかけとなったレース。情けないレースだった」と、人気に応えられなかった悔しさを語っている。

その毎日杯以来のコンビ復活となる戸崎騎手は、現在(7月6日終了時点)64勝を挙げ、リーディング1位。
久々に跨るドゥラドーレスを、重賞初制覇へと導くことができるか。

戸崎騎手は、岡部幸雄元騎手と並んで七夕賞歴代最多タイの4勝をマークしており、記録更新なるか。
また、2024年のレッドラディエンスに続く自身2度目の連覇もかかる。

七夕賞は7月13日(日)午後3時45分に発走する。
みんなのKEIBA 七夕賞・GⅢ
7月13日(日)午後3時から生放送
https://www.fujitv.co.jp/sports/keiba/