土地の価格の目安となる地価公示が26日に発表され、東京圏で土地の価格が一番上昇した場所は、2023年と比べて27%ほど上昇した千葉・幕張にあるコストコだった。一体現地で何が起きているのか。

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取材班は、都心から電車で30分ほどの幕張エリアへ。現地で取材すると、地域一帯が再開発されていた。

地価が一番上昇したエリアの周辺は、大型商業施設が立ち並び、大人も子どもも家族で楽しめる娯楽施設が充実していた。また、エリア内にタワーマンションが次々と建設され、単身者だけではなく、子育て世帯を中心に移住する人が急増しているという。

4日前に引っ越してきた家族は…。

4日前タワマンに移住した人:
(引っ越しの決め手は)値段が一番かもしれないです。4000万~5000万円台で住める部屋もあれば。都心では2倍くらいする。

3年前に移住した人:
夫の通勤が便利だった。イオンモールとか大きいのもあるので、(幕張だけで)大体完結します。

なぜ人気エリアに?専門家「幕張豊砂駅開業が、非常に大きな影響」

専門家は、このエリアが人気になっている理由について、次のように話す。

マンション評論家・星直人さん:
(京葉線)幕張豊砂駅が開業したのが、非常に大きな影響を受けた。

さらに、マンション価格についても…。

マンション評論家・星直人さん:
(都内で)東雲・豊洲の価格が、いま1億円前後します。幕張であれば、6000万円弱でたくさんある。

一方、人気が急上昇したことで、ある変化が起きているという。

マンション評論家・星直人さん:
2019年ごろ、新築で5000万円。いまは中古で6500万円。場合によっては、(今後さらに)上がってしまう可能性もある。
(「イット!」3月26日放送より)