“骨”だけのハコフグを発見

海にはさまざまな生き物がいて、砂浜などに打ち上げられていることも多い。

今回は、海岸を歩いていたら、ある生き物が“骨だけの綺麗な状態”で発見されたという。

そんな投稿が話題になっている。

海岸で見つけたハコフグです。 中身が綺麗になくなってるのは初めて見た! ほんと箱な構造なのも面白いし形も面白いしカッコいい!

このように投稿したのは蟹蟲修造(宮口 将之)@731mm88さん。(以下宮口さん)
宮口さんは三重県の海水浴場を歩いていたところ、“骨”だけの状態のハコフグを発見したという。

この記事の画像(7枚)

発見時は砂が付き、色も少しくすんでいたという。投稿した写真は少し漂白した後だということだが、丸々骨だけの綺麗な状態で発見されるのは驚きだ。

宮口さんによると、ハコフグ自体はよく打ち上がり、発見したときは「ハコフグ落ちてる。ラッキー」くらいの気持ちだったというが、ハコフグは骨板に包まれた構造ゆえに内臓がそのまま残っていることが多く、中身が綺麗になくなっているのはあまり見ないという。

中身は空っぽ…

この投稿には、「すごい良い状態で骨だけになってますね」や「ハコフグってハニカム構造だったんだ! 凄いなぁー!」などのコメントが寄せられ、6万超のいいねが付いている。(7月29日現在)

宮口さんも初めて見たという姿だが、このように骨だけの綺麗な状態で見つかることは珍しいことなのだろうか。また、コメントにもある、ウロコの六角形のハニカム構造にはどのような役割があるのだろうか。

水産大学校の高橋洋准教授にお話を伺った。

ペンライトを入れると綺麗に光る

骨格標本のような姿で見つかるのは珍しい

ーーハコフグが投稿写真のような状態で見つかることは珍しい?

バラバラにならずに、写真のように綺麗な骨格標本のような姿で見つかるのは珍しいのではないでしょうか。


ーーなぜ綺麗な状態で見つかったと考えられる?

死んだ後、骨以外が腐って失われたからだと思います。


ーーハコフグの生態は?

本州以南の浅い海に生息し、全長30cmほどになります。

ハコフグ

ハニカム構造はどのような役割を果たす?

ーー他の魚が今回のように骨だけの状態で見つかることはある?

あります。ただ、ハコフグの場合はウロコが変化した骨板がしっかりと組み合わさって体を覆っているので、外見を保ったままの状態で見つかったのでしょう。

ーーウロコの部分が六角形の構造になっているのはなぜ? 

いわゆるハニカム構造で、個々の骨板が互いに組み合わさって強化され、外敵からの防御に役立っていると思われます。
 

高橋准教授によると、骨だけの綺麗な状態で発見されることは珍しく、六角形のハニカム構造は外敵からの防御に役立っているとのことだった。

もしかしたら、あなたの近くの海岸でも珍しい生きものを見ることができるかもしれない。
 

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