北欧のアイスランドで16日夜、2023年12月以降、最大規模となる噴火が発生し、非常事態が宣言された。

地表の割れ目からマグマが勢いよく噴き上がり、広い範囲に流れ出ている。

この映像は、観光客に人気の温泉施設・ブルーラグーンから撮影された噴火直後の様子。
空は赤く染まり、異様な雰囲気だ。

当時、ブルーラグーンには約700人の観光客がいたが、退避命令が出され、すぐに避難したという。

観光客:
溶岩が来ています。
動画を撮影した女性は、レストランでの食事中に噴火が始まったと話す。

避難した観光客:
従業員がワインを持ってきてくれたときに、ものすごい音がしました。私たちはバスで避難しましたが、理性を失っている人や、泣いている人はいませんでした。

噴火したのは、首都レイキャビクから、約40km離れたグリンダビーク周辺で、2023年12月以降、今回で4回目。

ほとんどの地元住民はすでに避難していて、これまでに、けが人などの情報は入っていないという。

一夜が明けた現場周辺では、溶岩流が道路を横切り、ところどころで炎が上がっていた。
現地の専門家によると、今回の噴火は弱まりつつあるというが、噴火は、長期にわたって断続的に続く可能性があると指摘している。
(「イット!」3月18日放送より)
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