韓国でも巻き起こっている“大谷フィーバー”。
しかし親善試合が行われたドーム球場内では、気になる“異変”が起きていた。
韓国でも巻き起こる“大谷フィーバー”
18日午後。滞在先のホテルのロビーに姿を見せた大谷選手。

17日は、2番指名打者で先発出場。
打席に入ると、大きな歓声が上がったが、惜しくも2打席連続で空振り三振となった。

試合が行われる高尺(コチョク)スカイドームには、18日も選手たちの到着を待つ、バスを待つ多くのファンの姿があった。そこへ…

リポート:
大谷選手が出てきました。

韓国でも巻き起こっている“大谷フィーバー”。
しかしドーム内では、気になる“異変”が起きていた。

ドジャースが現地入りして以降、大谷フィーバーに沸いている韓国。
親善試合が行われた17日は、ドーム周辺に多くのファンの姿があった。

試合開始の5時間前にもかかわらず、ドーム近くにいたこちらの女性。
大谷選手に見てもらおうと、初めて日本語で書いたというメッセージを持参していた。
大谷選手のファンのキムさん:
オオタニ ファイティーン

選手が乗ったバスの到着を、今か今かと待つキムさん。そしてついに・・・
「オオタニ~!!!」というファンの大歓声に迎えられた大谷選手。

ほんの数秒だったが、キムさんのスマホには、その姿がきちんと収められていた。

ーー大谷見ましたか?
大谷選手のファンのキムさん:
はい、好きです、かっこいいです。きょう(17日)の試合に出るらしいので、このあと入ってみます。

一方、スーツケースを手に訪れていたのは、日本から卒業旅行で来たという大学生のグループ。
到着したその足でグッズを買いに来たとか。
しかし…

「チケットいるみたいで買えませんでした」、「雰囲気を感じられただけでよかったです」と、グッズショップに入るにも試合のチケットが必要とのことで、やむなく断念したという。
ドーム周辺には、ほかにもチケットがないため、グッズを諦めたファンの姿があった。

日本から来たファンは、「やれたことは写真撮れたぐらい。雰囲気を味わえました」と語った。
親善試合観戦中に感じた“違和感”
一方、親善試合を観戦できたというこちらの親子は、たくさんの大谷グッズをゲットしていた。

ーー何を買いましたか?
父:
Tシャツとパーカーと。総額、15万円ぐらいです。
娘:
ありがとうございます(笑)。
しかし、試合観戦中には、ある“違和感”を覚えたという。

父:
意外とね、席空いてましたよ。
娘:
全然、席空いてたよね。
映像で確認すると、バッターボックスからベンチに戻る大谷選手の奥に見えるあたりが2列分ほど空席になっているのがわかる。

試合が行われた高尺スカイドームの座席数は1万8000席。
しかし、現地メディアによると、17日の試合で実際に入場したのは1万4671人で、完売とはならなかった。
韓国代表との18日夜の親善試合も、現時点では外野席を中心に「950席」が空席との情報がある。
テレビなどでの中継で十分というファンも多いのだろうか。
18日も2番指名打者でスタメン出場する大谷選手。
韓国での初アーチを見せることはできるのか注目だ。
(「イット!」3月18日放送より)