北海道にある人気の宝くじ売り場で、2023年に購入された「バレンタインジャンボ1等」2億円が3月14日に時効を迎える。最終日の15時半時点では当選者は現れておらず、このまま届け出がないと、“当せんくじ”はただの紙切れになってしまう。締め切りまで数時間となった売り場はどういう状況なのか、現地を取材した。

プラカード持ち「本日お支払い期限でございます」

14日午前10時過ぎ、北海道・札幌市にある人気の宝くじ売り場「大通地下チャンスセンター」の前には売り場担当者の男性がプラカードを持ちながらこうアナウンスをしていた。

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「本日お支払い期限でございます。1等2億円のお客さまがまだいらしておりません」

売り場窓口前で男性が持っていたプラカード
売り場窓口前で男性が持っていたプラカード

プラカードをよく見ると、
「期限2024年3月14日(木)」
「令和5年951回号バレンタインジャンボ」
「2億円!!(時効期限)」
という文字が見える。

実は、この売り場で購入された2023年のバレンタインジャンボ1等・2億円の当選者が、いまだに届け出ていないというのだ。

その受け取りリミットがなんと14日までにもかかわらず、14日の午前中には2億円の当せん者は現れなかった。

近くにいた宝くじ購入者に話を聞くと、「もったいないなって思う。自分は多分当たってないというか、見てないんだと思うんですよね」と話した。

時効を迎える当せん金は毎年のようにあり、宝くじ公式サイトによると2022年度の時効を迎えた当せん金は約99億円。

2024年中に“1億円超”16本が時効

さらに2024年中に時効を迎える1億円以上の当選は、14日のバレンタインジャンボを含めて合計16本もある。

もしこのまま当せん者が現れなければ、2億円の宝くじがただの紙切れになる。
午後3時には、宝くじを換金する銀行窓口が閉まったが、これで時効成立なのか…。
午後3時に銀行窓口は閉まったが、宝くじ売り場担当者によると、まだギリギリ間に合うという。

「午後6時半まで営業していますので、それまでにいらっしゃれば、みずほ銀行さんの連絡先をお教えすることが可能です。電話をして、連絡ついて確認できれば問題ないと聞いています」

取材した時点で残り時間は約40分…。はたして当せん者は現れるのか。
(「イット!」 3月14日放送より)

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