小4男子が作った問題が難問すぎる

固定概念にしばられやすい大人は、時として子どもの発想には敵わないと思わされることがある。

今、小学4年生の男子が作った“問題”が難問だと、Twitterで話題となっている。

まずは、その問題を見てほしい。

パズルデザイナーの息子のゆきとくん(小4)作。
数学者さんを悩ました面白い問題です。

Twitterに投稿したのは、テレビ番組「IQサプリ」などで問題を作成するなど、プロのパズル作家や、知育玩具インストラクターとして活動している田守伸也(@tamori_puzzles)さん。このコメントともに投稿された画像には、次のような“問題”が紹介されている。

間題
ぼうを1本動かして、正しい等式にせよ。

4-3=5+2 

簡単な計算のようにも思えるが、考えれば考えるほど、なかなか解けない難問かもしれない。この数学者も悩ましたという問題を作ったのが、田守さんの仕事仲間の息子で小学4年生のゆきとくんだ。

   将棋をするゆきとくん(提供:田守伸也さん)

Twitterユーザーにも難問だったようで、Twitter上では「これ?」「こっちじゃない?」などと解答に迷走した人が多く見られた。そして、正解を知ったユーザーからは「発想すばらしい」「騙されたぁ」「問題むずい笑」などのコメントも並んでいた。

編集部でも挑戦してみたが、なかなか解けない!…悪戦苦闘し、やっと答えがわかったときは「これは参った」という気持ちに。

そして、正解がこちらだ。

「間」の1本を動かして「-」にクロスさせ、

問題 
4+3=5+2 にします。

問題(提供:田守伸也さん)
 答え(提供:田守伸也さん)

「そこか!」「そこを動かすのかー!」と声を出したくなる問題…数字にばかり気を取られた人が多かったのではないのだろうか?

しかし、小学4年生が作る問題としては難易度も完成度もなかなか高いのではないか。ここで気になるのが、ゆきとくんが普段から問題作りをしているのかどうか。投稿した田守さんに話を聞いた。

パズルと将棋が好きでよく喋る男の子

ーーゆきとくんが問題を作ったきっかけは?

2020年の1月、スキーに向かうバスの中が暇だったらしく、その時に友達に出題したくて、その場で作った問題だそうです。


ーー普段はどのような子ども?

パズル好きで将棋好きの、よくしゃべる男の子です。


ーー普段から問題作りをしている?

はい、いろいろ問題を作っています。親御さんが言うには、解答が微妙な問題も多いようですけど・・・。


ーーゆきとくんに驚いたエピソードある?

ゆきとくんの父親がパズル制作のアソビディア(有限責任事業組合)を営んでいるため、彼は生まれた頃からいろんなパズルに囲まれて育っているので、大人でも難しいパズルを解いているところを見たときは驚きました。


ーー他にゆきとくんが作った問題を教えて

基本的な謎解きですが、「わん・配置、ストーン・廃止、ゴー・ ?」という問題を作っているようです。

ゆきとくんが作った問題(提供:田守伸也さん)

この問題の答えは記事の最後に。

問題の出来は100点満点

ーーでは、初めて今回の問題を見たときの感想は?

問題の「問」の漢字が間違っていることを「かわいい間違い」くらいにしか思っていませんでしたけど、計算式だけでは「ぼう」を動かしても等式が成立しないので、「もしや、この横棒を使うのだったら面白い問題だな」と感じました。


ーー答えを聞いたときはどう思った?

問題の「問」の漢字が間違っていることが、ゆきとくんの意図だと気づいたときは「素晴らしい問題作るね!」と思いました。

(提供:田守伸也さん)

ーー反響はあった?

「気付いたときの爽快感が半端ない」、「解けたときめっちゃ気持ちいい。スッキリした!」、「すごくいい問題」、「天才!」など、たくさんのお声をいただいています。


ーーズバリ、田守さん的にこの問題の出来は何点?

100点満点です。

計算式に注目しているだけでは絶対に解けず、「物事は視野を広めて見ないといけない」と改めて気づかせてくれる、面白くていい問題だと思います。


ーーネットで話題になっているけど、ゆきとくんはどう思ってる?

「たくさんの人に問題を解いてもらって嬉しい」と言っています。ゆきとくんは、ただただ、たくさんの人に解いてもらっていることが喜びのようです。


最後に、先ほどの問題の答えを紹介。まずは右側の漢字をひらがなにしてほしい。
すると…

ワン・配置→“ワン”はいち(1)
ストーン・廃止→“ストーン”はいし(石)


「ワン」「ストーン」のそれぞれ日本語訳になっている。

ということで、“ゴー”はいく(行く)であることから、「俳句」となる。

皆さん正解できただろうか。こちらも頭を柔軟にしておかないと、解くのは難しかったかもしれない。パズル作家の田守さんも絶賛するゆきとくん。どのような問題を作っていくのか、今後が楽しみだ。
 

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