世界中で人気の高いポケモン。どのタイトルのゲームをやっていたかで年代が分かるほど、広い世代に親しまれているが、中でもスマートフォンの人気ゲーム「ポケモンGO」の世界規模のイベントが今年5月、仙台市で開催されることになった。国内では4カ所目の開催となるこのイベント。去年はわずか3日間で世界中から6万人のファンが訪れた。
「ポケモンGOフェスト」 今年は仙台市で!
3月7日、仙台市と「ポケモンGO」を運営する企業などが合同で開いた記者会見。

ここで、「ポケモンGO」が街と一体となって開催するイベント、「ポケモンGOフェスト」が、今年、アジア太平洋地域では仙台市を舞台に開催されることが発表された。
世界で10億ダウンロード 社会現象に
2016年から配信が始まった「ポケモンGO」は、スマートフォンのGPS機能を利用して、街を探索しながらポケモンをゲットしたり、対戦したり、他の参加者と交流したりできるゲームアプリだ。

公園や温泉街、神社など日本各地にポケモンが出現し、時にお目当てのポケモンを探す人たちであふれかえる事態になるほど「ポケモンGO」は社会現象となった。
これまでに世界で10億のダウンロード数を誇っていて、そのポケモンGOが、年に一度開催する最大規模のリアルイベントが、「ポケモンGOフェスト」だ。

毎年世界3都市で行われているこのイベント。国内では、横浜、札幌、大阪に続いて、仙台で4カ所目の開催となり、今年の会場は他に、スペインのマドリードとアメリカのニューヨークとなっている。
世界中からファンが 経済効果約87億円

2023年、大阪府吹田市の万博記念公園で開かれた時は、公園に入場するための大行列ができた。イベントでは、特別なポケモンをゲットしたり、さまざまな仕掛けが用意されたりしていて、わずか3日間で世界中から6万人を超えるファンが訪れたという。

また、2022年に札幌市で開催された時は、3日間で5万5,000人以上が参加。そのうち8割以上が市外から来た人で、約87億円もの経済効果をもたらした。

ポケモンGOを運営する、ナイアンティックの村井説人社長は、「仙台市にお住いの皆さま、そして仙台に旅行でいらっしゃる皆さま、ポケモンGOを友人や家族と楽しみながら、仙台の歴史や文化を感じ仙台のとてもおいしい食事を体験していただきたい」と話した。

まさに、世界規模ともいえるこのイベント。ホストシティとなる仙台市の郡市長も、ピカチュウカラーの衣装に身を包み会場に登場。
「ポケモンGOフェスト開催期間中は、街の中でさまざまな企画があり、街中がポケモンGOフェスト一色に染まる。ぜひ仙台の魅力を知っていただきたいと強く願っている」と期待感を示した。
ポケモンGO初登場 幻のポケモンも!?
仙台市での開催期間は今年の5月30日から6月2日までの4日間。メイン会場となる泉区の七北田公園では、3600円の有料チケットが必要となるが、仙台市内そのほかのエリアでは、誰でもイベントに参加できるという。

また、今年は仙台市でのイベント開催中に、幻のポケモンが世界で初めてポケモンGOに登場するという。
およそ3カ月後、杜の都・仙台市が「ポケモン」で彩られる。
(仙台放送)