ロシアによる侵攻から関西に避難し、家族そろって暮らす日が来るのを願っているウクライナの人たちが、現地にとどまる家族と日本人との交流会を開いた。侵攻の終わりが見えない中で家族が語ったのは「決意」だった。
■いつか夫と日本で一緒にお店を…まだ終わらぬ戦争
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滋賀県彦根市にあるウクライナ料理店「The Faina」。日本では珍しいウクライナの郷土料理を食べに、多くの人が訪れている。
イリーナ・ヤボルスカさん:
ファイナ、オープン!いらっしゃいませ!
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2023年にオープンしたウクライナ料理店「The Faina」を経営するのは彦根市に住む娘を頼って、ウクライナから避難してきたイリーナさんの家族だ。
イリーナ・ヤボルスカさん:
人生と仕事を立て直してここで生きていきたい。日本が大好きです.
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娘・カテリーナさん:
お父さんはどうなの?
夫・ローマンさん:
大丈夫だよ。今、職場に来たところ。仕事はこれから。
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イリーナさんが気がかりなのは、今もなおウクライナに残る夫のローマンさんのこと。
イリーナ・ヤボルスカさん:
ウクライナの戦争が終わり、夫が無事に日本に来て、夫婦でウクライナ料理店をして、誰かの役に立てるような小さくても家族でお店をやりたいです。
■ウクライナの現状知って…現地の家族とビデオ通話で交流会
その願いは実現しないまま侵攻は3年目に突入した。
ウクライナ・ゼレンスキー大統領:
この戦争で、3万1000人のウクライナ兵が死んだ。
2023年からウクライナは領土奪還に向けて反転攻勢に転じているが、守勢に回る場面も出てきているということだ。
■「今一度日本の人にウクライナを元気づけてもらいたい」
戦争に終わりが見えない今だからこそ、“ウクライナの現状を知ってもらいたい”と、イリーナさんたちは、現地にいる夫のローマンさんたちとの交流会を開いた。
ビデオ通話で現地にいるローマンさんからのリアルな言葉を聞いていく。
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参加者:
戦闘開始から2年たって、お互い疲れが出てきて、モチベーションが維持されますか?
夫・ローマンさん:
戦うのをやめたら国家が消滅してしまう。今はモチベーションとかではなくて生き残るために戦わざるを得ない。
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参加者たち:
生の実際にウクライナに住んでいる人の現状を聞くことができて、すごく勉強になりました
ウクライナはやっぱり遠いので、戦争が起きているのは実感することができないけど。これからも日本人として何ができるか考えて、できるだけのことをしていこうと思った。
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長期化するロシアとの戦争。家族がそろって、平和な日常を過ごせることを願い続ける。
娘・カテリーナさん:
私たちはウクライナに残る人々のためにできることをしたい。今一度、日本の人に、ウクライナを元気づけ、支援をしてほしいと呼びかけたいです。
(関西テレビ「newsランナー」)