長野県軽井沢町の国道で、電動キックボードと高速バスが衝突し、30代女性が死亡した事故で、警察は無免許運転などの疑いで女性を書類送検した。キックボードが届いた当日の事故で、女性はヘルメットも着けていなかった。
国道のT字路交差点で高速バスと衝突
この事故は2023年12月、軽井沢町の国道18号線のT字路交差点で、左折しようとした電動キックボードと直進してきた高速バスが衝突し、キックボードの女性(当時39歳)が死亡したもの。

ネットで購入、届いた当日に事故
その後の調べで、女性は必要とされる運転免許を持っておらず、赤信号で交差点に進入した疑いが強まり、警察は21日、無免許運転と信号無視の疑いで女性を被疑者死亡のまま書類送検した。
警察によると、女性はヘルメットも着けていなかったという。
また、電動キックボードはインターネットで購入し、事故当日に届いたということで運転にも慣れていなかったとみられる。

全国的に事故は増加傾向
2023年7月の道路交通法の改正で、最高速度が20キロを超える車両は「原付バイク」と同じ扱いになり、運転免許やヘルメット着用が必要になった。
今回の事故は道交法改正後、県内で初めての事故だったが、全国的には増加傾向にある。
警察は車両区分の確認を含めルールを守ることや公道に出る前に練習するよう呼びかけている。

(長野放送)