5月6日、北アルプス北穂高岳の南稜付近(標高約2900メートル)で東京都国立市の医師の男性(51)が滑落し、7日朝、救助されました。

警察によりますと、男性は5月4日に単独で上高地から入山し、6日、北穂高岳から涸沢方面に下山中に滑落してけがをしました。午後4時半頃、本人から「右足を負傷して自力で歩行できない」と救助要請がありました。

7日午前9時前、長野県消防防災ヘリにより救助され、長野県松本市内の病院に搬送されました。男性は右足に軽いけがをしたということです。

4月26日から5月6日までの大型連休中に長野県内では少なくとも26件の山岳遭難があり、死者はこれで5人になりました。

県警は、力量に合った山を選ぶことや冬山同様の悪天候にも備えた十分な装備で山に入ることなどを呼びかけています。

長野放送
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