学校給食のメニューとして愛されてきた「ソフト麺」の提供が、山形県内でまもなく終了する。2月21日が最後の提供となった天童市では、製造工場の担当者が学校に招かれ、子どもたちと交流した。
子どもたちから担当者へ感謝の言葉
学校給食でご飯・パンと並ぶ主食として提供されてきた「ソフト麺」。
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“ソフトスパゲッティ式麺”が正式な名前で、21日は天童市内の小中学校・特別支援学校、計16校に5,000人分が届けられた。
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このうち高擶小学校では、ソフト麺を製造してきた山形市・鈴木製麺の担当者が招かれ、子どもたちから「給食で出るたびに、僕たちのお腹をいっぱいにしてくれてとてもうれしかったです」と感謝の言葉が伝えられた。
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鈴木製麺・飛塚裕司取締役:
ソフト麺の思い出を忘れずにいてください。どうもありがとうございました
最後は“カレーうどん”を提供
県内では、県学校給食会からの委託で鈴木製麺が1968年から唯一ソフト麺を製造していて、温かい状態で運ぶことができる新庄市から南陽市までの16市町村に供給してきた。
しかし、経営的な事情から3月に廃業することとなり、天童市では学校給食にソフト麺が登場するのは21日が最後となった。
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ミートソースやみそスープなど、さまざまなソースやスープに絡めて食べられてきた“ソフト麺”。最後はカレーうどんになって、子どもたちのお腹をいっぱいにした。
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子どもたちは「最後と思うといつもと違う味がします」、「なくなるのは残念だけど、いつも届けてくれてありがとうという気持ちがある」、「とてもおいしかったし、大好きだったので、最後となると悲しいけれど、とてもおいしかった」と語った。
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鈴木製麺・飛塚裕司取締役:
我々は製造して届けるだけだが、初めて子どもたちが食べている姿を見て本当に感動した。みんなの心の中にソフト麺が思い出として残ってくれれば
ソフト麺の製造は3月14日まで続けられ、ほかの市町村でも順次提供が終了する。
(さくらんぼテレビ)