アメリカのバイデン大統領は19日、第2次世界大戦中に行われた日系人12万人以上の強制収容について、「恥ずべきことだ」と謝罪し、「Nidoto Nai Yoni(二度とないように)」とローマ字で声明を発表した。
首都ワシントンでは、82年前の1942年2月19日に、ルーズベルト元大統領が日系人の強制収容に関する大統領令に署名したのにあわせ、パネルディスカッションが開かれた。
イベントには、ルーズベルト元大統領のひ孫、ペリン・ルーズベルト・アイルランドさん(39)も参加し、「悲劇を記憶し、理解することの大切さ」を訴えた。
ペリン・アイルランドさんは、インタビューに応じ「生きていることがとても混乱し、苦しい時だ。しかし私は、常に正しいことを追求し、人権を追い求めるという曽祖父のメッセージに慰めを感じている」と語った。
またバイデン大統領は、「強制収容は恥ずべきことだった」「Nidoto Nai Yoni」とローマ字で声明を発表した。