九州北部を襲った2度の大雨被害で閉店に追い込まれた佐賀・武雄市の人気「うどん店」が常連客の要望にこたえ営業を再開。名物は「カレーごぼう天うどん」。舌鼓を打つ客で満席となるかつての賑わいが復活した。
2年半ぶり待望の営業再開

1979年創業の老舗、佐賀・武雄市の「かま蔵うどん」。大雨による浸水で閉店していた人気の「うどん店」が2年半ぶりに営業を再開した。
店を襲った”2年で2度”の豪雨

地元で愛されてきたこの店は、2019年の佐賀豪雨で店が浸水したが、同じ場所で営業を再開。
しかし、営業再開からわずか2年後の2021年、再び豪雨が店を襲う。
2度目の浸水では、うどん店の心臓ともいえる製麺機が使えなくなる致命的な被害。惜しまれつつも閉店を余儀なくされた。
常連客の声にこたえ再開を決意

ただ、営業再開を求める声は絶えなかった。復活を求める常連客の声に背中を押された店主は営業再開を決意。約5キロ離れた場所に移転し、心機一転、リニューアルオープンとなった。
“思い出の味”求める客の列

2年半ぶりの営業再開当日、開店前から“思い出の味”を求める常連客が列をつくりオープンを待つ。店主は、「長くお待たせしました。ありがとうございます」と頭を下げ営業再開を後押ししてくれた常連客に感謝の気持ちを示した。
“名物メニュー”に舌鼓

店の名物は「カレーごぼう天うどん」。
懐かしい味に舌鼓を打つ客。
この日、店内は常に満席で、かつての賑わいが戻ってきた。
以前とは場所は変わっても、店と客の絆は変わらない。

常連客:
小さい時から食べにきていたので、懐かしくて感無量です
かま蔵うどん店主・高山京さん:
1日1日を進んでいかないと生活できないからですね。気軽にラフな格好でサッと来てサッと食べてって感じで来ていただきたいと思います
(サガテレビ)