2月14日はバレンタインデーだが、各地で2月とは思えない暖かさとなった。
■近畿各地で今年の最高記録を更新
和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドでは、人気者のメスのジャイアントパンダ4頭にハート型の氷が贈られた。 大好きな氷にパンダたちも無我夢中ですが、今日はこの氷も溶けるほどの暖かさに。白浜町では最高気温19.3度を記録。 和歌山県田辺市では21.3度となり、4月下旬並みの気温となった。

さらに、大阪市でも19.1度と、今年一番の暖かさに。
記者リポート:午後1時の大阪市内です。お天気も良くてアウターがいらないくらい、とっても暖かいです
街にはコートを手に持って歩く人や、半袖で歩く人もみられた。
街の人:
とても2月とは思えない暑さなので、ちょっと驚いてる。暖かいかなと思って、ジャケットの中に半袖を着て来ました。(Q.半袖を着てきた判断は?)正解だと思います
さらに京都市では19.8度、神戸市では16.7度と、近畿各地で今年の最高記録を更新した。

■このまま春になる?
14日は季節外れの暖かさとなったが、このまま春を迎えるのか?
気象予報士 片平 敦さん:
15日は天気が崩れるのですが、気温の高い状態は続きそうです。ただ、このまま春になるかというとそうでもなくて。16日、17日はまた気温が低くなって、寒くなってきそうなんですね。その後、また気温が高くなって、暖かくなったり寒くなったりを繰り返しながら春が近づいてくると思います。一気に春になるということはなかなかなさそうなんですが、もう寒さの底は脱したかなというところです
そんな中、今後注意したいのは“寒暖差”だ。大阪市内のこの先の予想気温をまとめてみた。来週の月曜、19日は1日の中で最高気温と最低気温の寒暖差が13度もあるということだ。また、20日は最低気温が15度と、かなり暖かくなりそうだ。なぜこんなに暖かいのか。

20日は雨予報となっているが、雲がたくさん出ていることで空が毛布のように覆われ、気温が下がらないので最低気温も高くなるのだそうだ。 ここで気象予報士・片平さんのワンポイントアドバイス。「服装で調節を。天気予報を小まめにチェックしましょう」とのことだ。
■寒暖差アレルギーなどに注意
この時期に気をつけたい症状について、「泉川クリニック」の泉川雅彦院長に伺いました。 泉川院長によると、気圧の変化で「めまい」「寒暖差アレルギー(頭痛、鼻水、せき、肩こりなど)」といった症状が現れることがあるそうだ。
寒暖差アレルギーについては、風邪や花粉症と見分けがつきづらいのだが、目安として、目のかゆみがあれば花粉症の可能性が高く、目のかゆみがなければ寒暖差アレルギーを疑って良いとのこと。規則正しい生活をし、十分な睡眠を取ることが大切だ。

また、寒い・暑いという感覚は個人差があるため、寒いと感じたら着る、暑いと感じたら脱ぐといった、服装での調節をしっかりと行ってほしい。
(関西テレビ「newsランナー」2月14日放送)