能登復興の大きな課題の一つが、災害ボランティア受け入れの遅れと指摘されている。

最も遠い珠洲市までは片道4時間…活動時間が限られるボランティア

先週、石川・志賀町などでようやくスタートした。ボランティア活動。
しかし、受け入れを制限している被災地も少なくない。その一つ、珠洲市を訪れると…

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珠洲市の住民 尾上さん(74):
まだ箪笥とかお布団とか、みんな雨で濡れて、べちゃべちゃなってるし、歳出そうかなって思ってるんですけど…玄関の方は落ちてるから…なんか気持ち悪くなります、三半規管がおかしくなって…

体調不良になりながらも、止まった時間の針を動かすため、家の片付けをする高齢者。
ボランティアの遅れは、被災者の大きな負担となっていた。

こうした中、3日から珠洲市と中能登町でもボランティア活動が始まることに。
しかし、不安の声も上がる。

珠洲市の住民 尾上さん(74):
ボランティアさんに入っていただければ、すごく(助かるが)、どういう風にボランティアさんにお願いしたらいいのか、そういうこともわからないです

被災地では宿泊施設などが整っていないため、金沢市からバスで移動し、日帰りのボランティア活動。

連日 交通渋滞も起きていて、最も遠い珠洲市までは片道4時間ほどかかるなど、活動時間が限られてしまう。
また、輪島市などでは未だ受け入れのメド立っておらず、ボランティアをめぐる課題の解消はまだ残されている。
(「イット!」2月2日放送分より)

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