能登半島地震発生からきょうで1カ月。今回の地震では、日本海側で初めて大津波警報が発表された。
4メートルを超える津波が町を襲った石川県で何が起きていたのか。

発生直後の映像内コメント(田中さん撮影):
高台にある公園に避難しています。津波が来ます。見えない岩があんなに…

発生直後の映像内コメント(田中さん撮影):
津波が来ます。見えない岩があんなに…
これは1月1日、地震発生直後に珠洲市馬緤町で撮影された映像。日本海側で初めて発表された大津波警報。
この動画を撮影した田中憲士さんはー。

田中憲士さん:
東日本大震災のあの記憶がすごく残っていたので

田中憲士さん:
とにかく高いところに逃げんなんというのは

気象庁は能登町や珠洲市で4メートルを超える津波があったと推定しています。

また、珠洲市三崎町寺家下出地区にも津波は到達したが、住民およそ80人全員が無事だった。

珠洲市三崎地区 出村正廣区長:
元々何かあったら集会場って合言葉があったもんで

この地区では、少なくとも10年以上前から毎年、高台の集会場に避難する訓練を重ねてきたという。

住民:
集会場行くまでの時間も見たり、訓練の時も決まっている、道。

今回、住民およそ80人が高台の避難所に集まったのは地震発生からわずか5分後だった。

大きな地震が来たらすぐに高台へ逃げること。日頃の訓練が命を守ることにつながった。
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