連続企業爆破事件で、桐島聡容疑者を名乗り病死した男が、指名手配されている爆破事件への関与を否定する一方、別の事件への関与はほのめかしていたことがわかった。

過激派「東アジア反日武装戦線」のメンバー、桐島聡容疑者(70)を名乗る男は1月29日、胃がんのため、病院で死亡した。

捜査関係者によると、男は任意の聴取に対し、東京・中央区で1975年に発生した韓国産業経済研究所爆破事件について関与を否定したことがわかった。

一方で、同じ年の大手ゼネコン・間組本社ビルの爆破事件については、関与をほのめかしていたという。
男の遺体は31日、警察署に移され、警視庁は男のDNA型鑑定を進めている。