ここ5年で、約2倍に増えている火災事故があります。
1月25日、 製品評価技術基盤機構「NITE」が警戒を呼び掛けたのは、延長コードなど配線器具の火災事故です。
2023年は、事故発生件数が5年前よりほぼ倍増したことがわかりました。テレワークの普及と共に増加したとみられています。
この機会に確認を。知らずにやりがちな“危険なコードのつなぎ方”がありました。
事故につながる“危険なコードのつなぎ方”
調査を行った「NITE」によると、冬は特に注意すべきポイントがあるといいます。
NITE 製品安全広報課 岡田有毅主任:
最近はやりのオイルヒーターであるとか、電気カーペットといったところですね。例えば、同時に使ってしまいますと、一気に2000Wを超えるような消費電力で事故につながってしまうということはございます。
一般的な延長コードやテーブルタップなどで一度に使える電力は1500Wまで。これを超えると配線器具の劣化が進み、発火につながる恐れがあるといいます。
そこで、消費電力の大きい暖房器具やヘアドライヤー、オーブントースターなどは、消費電力の表記を確認し、一度に1500Wを超えないようにすることが大切だといいます。
さらに、火災を防ぐため見落としがちなポイントが。それは延長コードなどの「使用年数」。
NITE 製品安全広報課 岡田有毅主任:
(配線器具は)3年から5年が交換の目安だというふうにされています。電源プラグをさしたときに“がたつき”はないか?異臭がしないか?もし異常があるという事であれば、交換していただくということではないかと思います。
(「めざまし8」1月26日放送)