熊本地震で被災し、2023年7月に全線再開した南阿蘇鉄道に新しい車両が1月24日に導入された。新型車両には「南鉄」のロゴマークが力強く描かれ、雪景色の中を駆け抜けた。
新型車両は新潟から熊本に線路で輸送
雪景色の中、ディーゼル機関車に引っ張られ、南阿蘇鉄道・立野駅のホームを出発したのは、南阿蘇鉄道の新型車両だ。

熊本地震で被災し2023年7月に全線再開した南阿蘇鉄道は、現在の車両の老朽化や、JR豊肥線への乗り入れのために2023年から新型車両を導入している。
今回導入する新型車両は新潟トランシス製「MT-4000形」で、新潟から線路を使って輸送され、1月21日の出発から4日間かけて熊本にやって来た。

車体には、「南鉄」のロゴの「N」のマークが力強く描かれ、営業開始の「1986年」と合わせて、全線再開した「2023年」の文字も記されている。

新型車両にとって初めて走る阿蘇路は、一面真っ白な雪景色だった。
雪景色を走る車両に感動するファンも
新型車両を一目見ようと全国各地から鉄道ファンが集まった。

大分の鉄道ファン:
なかなか九州でこういう(雪)景色は見られないので、レアな日に走ってくれて良かった
東京の鉄道ファン:
1月21日に新潟から出発するのを撮って、熊本に追いかけてきた。熊本の雪は珍しいので、それと絡められたので良かった

南阿蘇鉄道によると、24日に到着した新型車両は、早ければ2024年2月から営業運転を行う予定だ。
(テレビ熊本)