元大阪府知事で大阪・関西万博の誘致にも尽力した橋下徹氏が「被災地支援のためのお金や人員に不足が出るなら万博の中止・延期も考えるべきだ」と発言した。

18日、関西テレビの情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」に出演した橋下氏は、能登半島地震のニュースのあと、被災地の復旧復興に関して、来年開催予定の大阪・関西万博のことが語られるケースが多いことについて、以下のように話した。

■何でもかんでも万博を絶対やれということではない

橋下徹氏:僕は万博はやるべきだという意見です。ただ、被災地の復旧復興、被災者への支援、そのためにお金が必要だ、人員が必要だということであれば、万博よりも優先されるべきだと思います。何でもかんでも万博を絶対やれということではないと思います。優先順位とすれば、被災地支援です。ただ、今の段階で万博の工事をすべてやめる必要はなく、工事は進めながら、いよいよ人員もお金も足りないということになれば、その時に万博の中止・延期ということも、考えないといけないと思います

■経団連会長は予定通り開催する考え

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 18日には大阪・関西万博の博覧会協会のトップを務める経団連の十倉雅和会長が大阪・夢洲の会場予定地を訪れ、被災地の復旧復興に配慮しつつ「万博、これもぜひ完成させて命と連携の大切さを、そういう時だからこそ世界にアピールしていきたい」と述べ、万博の開催について予定通り行う考えを示している。

関西テレビ
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