NASAが開発費1000億円以上の次世代型超音速航空機を発表した。先端が細長いユニークなデザインで、ソニックブームと呼ばれる衝撃音を大幅に抑えることに成功。窓が横向きしかないため、パイロットはモニターに映される映像を見て操縦するという。
NASAが超音速の飛行機を発表
開発費1000億円以上。NASAアメリカ航空宇宙局が発表した“次世代の飛行機”の姿。

その名も「X59 QueSST(クエスト)」。音の速さよりも早く飛ぶ、超音速航空機の次世代機だ。

X59 QueSSTは、先端がかなり細長くとがったユニークな機体。そして正面には、窓ガラスも付いていない。長い先端は、超音速で飛ぶ際に発生するソニックブームと呼ばれる衝撃音を抑えるためもの。
これまで民間の超音速機は、衝撃で地上の建物のガラスが割れるなどの被害が出るため、地上上空の飛行が禁止されていた。
モニターの映像を見て操縦
今回の試作機は、その衝撃を大幅に抑えることに成功したのだ。

一方、気になるのは、窓が横向きしかなく、前が見づらそうなこと。パイロットはモニターに映される映像を見て、操縦するという。
(「イット!」 1月15日放送より)
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