11日、皇居宮殿の「松の間」で行われた新春恒例の「講書始の儀」。両陛下が、学問の第一人者から講義を受けられる宮中行事です。

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現在、学習院大学文学部4年生の愛子さま。これまで授業のある平日の行事には出席していませんでしたが、今回は学業に支障がないとして初めて参加されました。

日本語学の金水敏・大阪大学名誉教授が「ことばのステレオタイプ“役割語”について」をテーマに講義を行い、大学の「日本語日本文学科」で学んでいる愛子さまは、熱心に耳を傾けられていました。

熱心に講義を聞かれるご様子
熱心に講義を聞かれるご様子

この日の愛子さまの装いは、淡いサーモンピンクのロングドレスに帽子姿。

淡いサーモンピンクのロングドレスに、ゴヨウツツジの花があしらわれた帽子姿の愛子さま
淡いサーモンピンクのロングドレスに、ゴヨウツツジの花があしらわれた帽子姿の愛子さま

皇室のファッションに詳しい 青木淳子氏:
清楚でありながら品格のあるお姿でした。ロングドレスにパールのネックレス、イヤリング、ブローチ。白い手袋に扇を持ったお姿は、もうすっかり成年皇族としての佇まいでした。愛子さまの「お印」であるゴヨウツツジの花があしらわれた帽子はドレスとお揃いです。ゴヨウツツジの可憐なモチーフがとてもお似合いですね。

愛子さまの卒業後 おひとりでの公務に期待

約1時間にわたり、両陛下と共に聴講された、愛子さま。先月、中世の和歌に関する卒業論文を提出し、この春には大学を卒業される予定です。

今後の進路について、フジテレビ皇室担当・橋本寿史解説委員はこう話します。

橋本寿史解説委員:
今後ですけれども、やはり引き続き学問の道を進まれるのではないかというふうに私は思っています。そうしますと大学院か、留学かということが真っ先に考えられるんですけれども、私はその中ではやはり、大学院に進まれる可能性というのが高いんではないかなというふうに思っています。

――公務にはどのように関わっていくのでしょうか?
橋本寿史解説委員:

やはり勉学が中心ということで、空いた時間に公務に臨まれていくという形が引き続きなされていくと思います。
特にですね、まだおひとりでの公務というのはされてないわけですから、どういった形でどういった行事におひとりで臨まれるようになるのかというのは、今後注目をしていきたいというふうに思っています。
(めざまし8 1月12日放送)