宮中の新年行事、「講書始の儀」が11日午前皇居で始まり、天皇皇后両陛下と共に長女の愛子さまが初めて出席された。

「講書始の儀」は、両陛下が年の始めに学問の第一人者から講義を受けられる新年恒例の宮中行事。

午前10時半ごろ、両陛下に続き、淡いサーモンピンクのロングドレスに帽子姿の愛子さまも宮殿・松の間に入られた。帽子には、皇室の方々が身の回りの品に付けられる「お印」の「ゴヨウツツジ」の花があしらわれていた。

大学生の愛子さまは、授業のある平日の行事にはこれまで出席していなかったが、11日は学業に支障が無いとして初めて参加された。

今回はまず、日本語学の金水敏・大阪大学名誉教授が「ことばのステレオタイプ”役割語”について」をテーマに講義を行い、日本語は英語などに比べ、性別などによる役割語が濃い言語であることなどを説明した。

学習院大学の「日本語日本文学科」で学んでいる愛子さまは、身じろぎせず、じっと耳を傾けられていた。

一方、胃腸の不調が続き、8日の公務を取りやめた秋篠宮妃紀子さまは、きょう儀式に出席された。

宮内庁によると、紀子さまは10日に都内の病院で内視鏡検査を受けた結果、不調につながる異常は見つからなかったという。胃腸の機能的な障害により、普段の食事が取りづらい状況が起きていると見られ、医師からは休養を心がけ自律神経を整えるよう助言があり、講書始の儀には体調に気を付けながら出席されたという。

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