地震発生から10日目を迎えた、1月10日。
「めざまし8」は、5日に取材していた石川・珠洲市内で住民が自主的に開設していた避難所を再び訪れました。

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自主避難所のリーダー 大野長一郎さん(47):
おかげさまで物資も早くそろって、そのへんのストレスはなくできていたので、大丈夫かなと思いつつ、ライフラインの復旧とかめど立たないと思うし、長期間ここでの暮らしを続けることは、嫁とか子どものメンタル的にこたえてくるだろうなと。

以前は、炭で雪を溶かして生活用水を確保していましたが、今は水の支援も届き、ガソリンや灯油などの物資も補給されるようになったといいます。

しかし、慣れない共同生活で精神的ストレスを抱える人が増え、次第に避難所を離れているというのです。避難している人の数は、前回の取材時から半数ほどに。

避難所のまとめ役である大野さんも、“ある決断”をしたといいます。

自主避難所のリーダー 大野長一郎さん:
これから子どもと嫁を2次避難するのに、連れて行こうと思います。

車で親戚の元へ向かう大野さんの家族
車で親戚の元へ向かう大野さんの家族

妻と子どもたちは自主的に開設した避難所を離れ、親戚の元へ。被災者それぞれが、新たな選択の時を迎えています。

自主避難所のリーダー 大野長一郎さん:
僕はなんとなく…いてもらわなきゃ困る人という位置づけなので。ここ(被災地)からいったん1カ月、2カ月(家族が)離れることは、僕としては最適な提案だったと思っています。
(めざまし8 1月11日放送)

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