石川県で震度7を観測した能登半島地震は、生存率が下がるとされる発生から72時間以上が経過し、岸田首相は「諦めず、粘り強く、漏れのない救助活動」に全力を挙げるよう重ねて指示した。
5日午前、首相官邸で開かれた非常災害対策本部で、関係閣僚に指示した。
また「相当程度の孤立集落や安否不明者がいる」として、関係機関と自治体が連携して、早急に救助を行うことも指示した。
被災地では、輪島市、珠洲市まで大型車両が通行可能になったことを明らかにする一方で「多くの道路はまだ損壊があり、物資や資材の輸送が妨げられている」として輸送ルートの回復に全力を尽くす考えも示した。
さらに「被災地では寒さが増すなか衛生環境の悪化も目立ってきている、食料や生活関連物資の調達と輸送を加速し、ニーズに即したきめ細かな支援を行ってください」と指示した。