日本大学アメリカンフットボール部の廃部をめぐり、きのう大学で行われた部員に対する説明会で、沢田副学長がこれまで逮捕や書類送検された4人以外にも違法薬物に関与している部員がいる可能性があることを明らかにした。

きのう日本大学は、アメフト部に廃部の方針が示された経緯について、部員と保護者に対する説明会を行い、今月末に辞任予定の沢田副学長や監督などが出席した。
沢田副学長は「(これまでに逮捕・書類送検されている)4名だけが関与していたかというと、そうではないということは皆さんおわかりだろうと思います。少なからずそれ以上の人が違法薬物に関与してる」と発言し、薬物に関与した部員がまだ他にもいる可能性があることを明らかにした。

また沢田副学長は、大学がこれまで部員に対し行ってきた薬物に関するヒアリング調査で、「違法薬物に関して知ってる人はこのなかにも何人かいると思いますが、その人たちもそのヒアリングにおいてはそのような話はしなかったはずです」と、薬物に関して知らないふりをしている部員がいることを厳しく指摘した。
説明会では部員から廃部に反対する声があがる一方、「薬物に関与している人がチームにいる限りスタートできない」「部員からグレーな人間を排除すべき」などの意見もあがり、議論は紛糾した。
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