16日、ロシアの裁判所で、ウクライナ侵攻に反対した芸術家の裁判が行われた。
判決は、禁固7年の実刑。野党の政治家は「殺人罪でも懲役5年より短い場合がある。これは処刑だ」と、批判の声を上げている。

ウクライナ侵攻に反対した芸術家に判決

16日、ロシアの裁判所での出来事。

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鉄格子の中で親指を立てて笑顔見せる女性は、ウクライナ侵攻に反対した芸術家だ。

判決が言い渡されると、表情が一変した。何かを叫び、支援者からも悲鳴にも似た声が上がった。頬を伝う涙。

女性が罪に問われたのは、スーパーの値札を、侵攻に抗議するメッセージに取り替えたというもの。

判決は、軍のウソの情報を広めたとして、禁固7年の実刑だった。

野党の政治家は「殺人罪でも懲役5年より短い場合がある。これは処刑だ」と、批判の声を上げている。

反戦を訴える人の逮捕相次ぐ

ロシアでは、反戦を訴える人の拘束や逮捕が相次いでいる。

ウクライナへの侵攻後に、国や軍にマイナスな情報を広めた場合、懲役にできる法律を成立させている。

人権監視団体の調査で明らかになった、これまでに逮捕された人数は1万9000人以上。プーチン政権に、追及を緩める気配はない。
(「イット!」 11月22日放送より)

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