秋田市にある住宅の小屋で、物干しざおの干し柿を食べるクマが撮影された。さらに同じ日、島根県では、30代の男性が柿を食べていたクマに遭遇。男性は新聞紙を使ってクマを撃退したという。
干し柿狙うクマ
17日午後6時ごろ、秋田市で撮影された映像。

カメラの画面左からゆっくりと現れた黒い影の正体は「クマ」だ。
クマは壁に前足をかけて立ち上がり、物干しざおにぶら下がる何かを食べている。ここには、干し柿があった。

自宅の小屋で、干し柿が食べられていたことに気づいた男性がカメラを設置。すると、その翌日、クマが柿を食べる様子が記録されていた。
顔を左右に動かし、周りにも柿がないか探すクマ。左の方へ移動し立ち上がるが、柿はなかった。あきらめたのか、その場を後にした。
配達中の新聞紙で…
一方、島根・浜田市では、同じ日に30代の男性が柿を食べていたクマに遭遇した。

午前5時半ごろ、住宅を訪れた男性。すると、柿の木の裏からクマが現れ、男性に近づいてきたという。
男性はあるものを使ってクマを撃退した。

それは、新聞紙だった。
男性は新聞の配達員で、仕事中にクマに遭遇したのだ。男性は「これしかできないので、(新聞紙でクマの)頭をおさえて。どうにもならず、クマが最終的に(自分の)肩に…」と当時の様子を振り返った。
男性は左の肩と手首をひっかかれたが、軽いケガだった。その後、クマは山の方へ逃げていったという。

専門家によると、クマは今、冬眠に向けてたくさん食べる時期。クマは柿が好きなので狙われやすく、収穫したり電気柵を設置するなどの対策が必要だという。
(「イット!」 11月20日放送より)
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