古い携帯電話を再起動させて懐かしい写真を復活させるイベントが熊本・宇城市のイオンモールで開かれた。参加した人たちはデータとともによみがえる、さまざまな思い出に目を細めていた。
電源が入らなくなったガラケーを再起動
11月17日に「イオンモール宇城」で行われていたのは、少し懐かしい「ガラケー」の電源を復旧するイベント、KDDIの「おもいでケータイ再起動」は、電源が入らなくなったガラケーを復活させて、その中にある思い出の写真をプリントアウトしてくれるというもの。

KDDIによると、ガラケーの電源が入らない多くは、バッテリーの残量がゼロになり、充電できなくなる「過放電」が原因で、専用の機器を使うことでバッテリーとしての機能を復活させると、7~8割が再起動できるようになるという。
よみがえったガラケーには、さまざまな思い出が眠っていたようで、今は亡きペットの写真が残っていた女性も。

イベントに参加した女性:
もう死んじゃったペット、15~16年前です。古いケータイで諦めてたけど写真になって、とてもうれしい

イベントに参加した男性:
昔の写真で、これは20年前。それと飼っていた犬の小さいとき
よみがえる思い出 表情も明るく
また、別の女性のガラケーには、おばあちゃんの何気ない笑顔が残っていて、「亡き祖母との思い出の写真です。普段の笑顔の写真が出てきて、いつもの表情を思い出す」と、データとともによみがえる思い出に、目を細め喜んでいるようだった。

KDDIブランドマネージメント部・西原由哲さん:
電源が入るとともにお客さまの表情がパッと明るくなる。それを見てうれしいし、毎週どこかでイベントをしているので近くに来たら参加してほしい
このイベントは予約制で、他社のケータイでも再起動のサービスを行っていて、「おもいでケータイ再起動」の特設サイトから予約ができるという。
(テレビ熊本)