11月23日公開の映画『翔んで埼玉～琵琶湖より愛をこめて～』で共演した歌手のGACKT、歌舞伎俳優の片岡愛之助、俳優の川﨑麻世の3人が『ボクらの時代』で鼎談。
GACKTが、かつて俳優の故・緒形拳さんから演技を指導されて感銘を受けたことを明かした。
最初は分からなかった緒形さんの演技指導
大河ドラマ『風林火山』で緒形さんと共演したGACKT。
演技を初めて教えてもらった人は緒形さんだったと明かしたが「最初は本当に言っていることが分かんなかったんです。『演じることとは、演じないこと』っていうのをボソッと言うんですよ」と、最初のうちはその教えに戸惑いを感じていたことを告白。
しかし、リハーサルから本番までの空き時間に、緒形さんがGACKTのところまで来てくれたといい、「『がっくんな、さっきの表情もう1回やってみろ』と言われて、やると『うん…目がまだきついな、ちょっと笑ってみな』と。で、笑うと『その目いいな。その目でいこう』と。そういうやり取りを毎回毎回やっていただいて」と、緒形さんがつきっきりで演技指導をしてくれた思い出を回想。
片岡は「丁寧な方なんですね」と感心していた。
「拳さんに恋していた…」
GACKTは当時を振り返りながら「もう、恋していたんですよね、拳さんに」と告白。
「現場に何のために行くかというと、拳さんに会いに行く。何のために演技しているかというと、拳さんに褒められたいから演技している。ということを、とにかくひたすらやっていただけなんですよ。なので、きついとかしんどいとかは一切なかった」と、緒形さんの存在が、自身の俳優人生に大きな影響を与えたことを明かした。
「GACKT×片岡愛之助×川﨑麻世」
