大胆なくつろぎポーズで飼い主を見送る柴犬が、SNSで話題となっている。
出勤する際に飼い主さん(@komajiro0926)が見たのが、“全く見送る気のない”愛犬である柴犬のこま次郎くん(5歳・男の子)の姿だ。

こま次郎くんはベッドの上にへそ天の状態で寝っ転がっている。しかも、お尻をこちらに向けており顔は見ることができない。これから飼い主さんがいなくなるというのに、寂しさを全く感じていないのがひと目で分かる。
この見送る気“皆無”な姿には、「最高に可愛いです」「見事なヘソ天おまたぱっかーん」「むちゃ癒されましたw」との声が寄せられており、投稿には8万5000のいいねが付く話題となっている(11月15日時点)。
「この塩対応がたまらないんですよね」
飼い主さんとしては少し悲しく感じそうなお見送りだが、これは毎朝のことなのだろうか?お出迎えの様子はどうなのだろうか?
飼い主さんに話を聞いてみた。
ーー撮影時の状況を改めて教えて。
撮影時は出勤直前で一番バタバタしている時でした。ふと様子を見るとこんなことに…。かなりドタバタうるさかったはずなのに…これです!

ーー毎朝こういったお見送りなの?
基本的に毎日ベッドの上から見送り(?)状態です。たまに私の後ろをちょろちょろとついてきてくれる時があるのですが、それは私が行ってきますのおやつを与え忘れているときです(笑)。おやつをゲットしたらそそくさとベッドへ戻っていかれます(笑)

ーーこのお見送り姿をどう思う?
可愛すぎてけしからんと思いました。今日もこの子のために稼いで来ようと思いました(笑)
ーー撮影後はどうしたの?
ひとまず起こさないように慎重に撮影をして、そのあとモフモフしに飛びついたのですが、非常にめんどくさそうな顔をされて終了しました。この塩対応がたまらないんですよね。
そして、ほんと出勤直前だったので、この後すぐに出勤いたしました。撮影やモフモフしに行ったのでかなり時間ギリギリでした(笑)
最初は少し切なかったが…逆にすんなり出勤できる
ーーこま次郎くんはどういった子?
この子は飼育放棄されてしまったところを保護した子で、性格はめちゃくちゃビビりなんですが、人に触られるのが大好きです。特に背中をかいてもらえたり、おしりをポンポンとしてもらことが大好きで、これをすると初対面でもすぐに懐きます。

お留守番中は檻に入れたりリードでつないだりもしていないのですが、一切いたずらもせず、いつペットカメラで覗いてもぐうたらしています。本当におりこうさんで安心して留守を任せておけます。

ーーいつ頃から“全く見送る気がないお見送り”をするように?
保護をした最初のころはさすがに出勤時はお見送りといいますか、私のあとをちょこちょこついてきていましたが、すぐにそんな生活にも慣れたのか理解したのか、お見送りもせずにぐうたらしているようになりました。
最初は「あれ?あの~…出勤するんだが…?」という感じで少し切なかったです(笑)。だけど、名残惜しそうにされると私のほうがいつまでも出勤できないので、逆にこういった対応をしてくれることですんなり「じゃあ、行ってくるからね~~!?」と出発できるようになりました。なによりぐうたらしているの、めちゃかわいい。

ーー投稿が話題となっているが、どう感じている?
正直ひっくり返ってぐうたら寝ているだけなのに、ここまで反響をいただけて、たくさんの方にうちのこま次郎をかわいいと言ってもらえてとてもうれしいです。
実は以前もこの「見送る気がなかった」シリーズを投稿して大きな反響をいただきました。本当に動物の力ってすごいなって感じさせられました。
飼い主の出勤を全く見送る気がなかった犬2023 pic.twitter.com/V796V4cF3E
— こま次郎 (@komajiro0926) November 8, 2023
ちなみに、帰宅時には8割方、出迎えてくれてプチ運動会を開催してくれるのだそう。飼い主さんがペットカメラを見たところ、車のドアを閉める音がした瞬間にはもうスタンバイしているという。
こま次郎くんの塩対応なお見送りは、飼い主さんが必ず帰ってきてくれるという信頼があるからこそだろう。これからも信頼を込めた“見送る気ゼロ”の姿で、飼い主さんのやる気を上げていってほしい。